ドコモと VIAVI が 6G 向け AI 駆動型ネットワーク制御を実証
アリゾナ州チャンドラー、2026 年 3 月 2 日 - 株式会社 NTT ドコモと Viavi Solutions Inc.(VIAVI)(NASDAQ:VIAV)は、次世代 6G モバイル通信向け AI 駆動型無線アクセスネットワーク(RAN)制御を実証する共同研究を成功裏に完了しました。この成果は、3 月 2 日から 5 日までスペインのバルセロナで開催される Mobile World Congress (MWC) Barcelona 2026 の VIAVI ブース(5B18)において展示されます。
従来のビームフォーミングでは、基地局はユーザー機器(UE)から報告されるネットワーク品質の測定値に基づいて、送信ビームを選択、制御していました。これに対し今回は、VIAVI のデジタルツインおよび TeraVM AI RAN シナリオジェネレーター(AI RSG)ネットワークシミュレーターを用いて、ドコモの自己認識ネットワークのコンセプトを評価しました。その結果、制御オーバーヘッドの低減によりデータ伝送用の無線リソースが解放され、システムスループットが最大 20% 向上することが確認されました。
実証実験は、東京駅周辺の複数の基地局をモデル化したシミュレーション環境下で実施されました。各基地局は、予測されるネットワーク品質に基づき、8 つの候補ビームから各 UE に最適なビームを選択し、UE 側でのネットワーク品質の測定およびレポート作成の負担が軽減されました。VIAVI AI RSG により予測が行われ、測定データはデジタルツインにより生成されました。
「本実証は、自己認識ネットワークのコンセプトにより、従来のネットワーク品質の測定や UE 側での報告の必要性が大幅に低減されることを示しています」と、VIAVI ワイヤレス事業部門上級副社長のイアン・ラングレー氏は述べています。「高品質で信頼性の高い実世界データに基づく、カスタマイズされたネットワークデジタルツインや AI 搭載シミュレーターなどのインテリジェント技術により、高効率なネットワーク制御が可能になります。」
「AI とデジタルツインは幅広い産業分野での導入が期待されており、ネットワーク向け AI は 6G のあらゆる価値に貢献するでしょう。両社のこの協力関係は、ネットワーク向け AI を含む 6G 技術の実現に寄与するものと確信しています」と、NTT ドコモの上級副社長兼 6G 技術部長の音洋行氏は述べています。
ドコモの自己認識ネットワークは、AI やデジタルツイン技術を活用して、多様な無線環境におけるネットワークのパフォーマンスと効率を向上させるコンセプトです。位置情報や無線伝搬特性などのデータを用いて、デジタルツイン環境内でネットワーク品質を評価し、最適なネットワーク制御を決定します。その後、これらの評価結果に基づいてネットワーク制御が実行され、AI 技術により動的な環境へのリアルタイム適応が可能となります。
ドコモと VIAVI は、6G モバイル通信に関する研究を引き続き推進します。両社はまた、AI やデジタルツインを含む関連技術について、さらなる検討を進めます。
VIAVI について
VIAVI(NASDAQ: VIAV)は、テストおよび測定と光テクノロジー分野のグローバルリーダーです。同社のテスト、監視、保証、および高信頼の位置・ナビゲーション・タイミング(PNT)ソリューションは、データセンターのエコシステムや通信ネットワークから、軍事、航空宇宙、鉄道、緊急対応通信に至るまでの重要インフラの運用を支え、安全性を実現しています。さらに、偽造防止、家電、航空宇宙、産業、オートモーティブなどの最終市場における大量生産向け光学アプリケーションに使用される技術の開発と高度化を進めています。
VIAVI の詳細については、www.viavisolutions.jp をご覧ください。VIAVI Perspectives、LinkedIn および YouTube で VIAVI をフォローしてください。
NTT ドコモについて
9,100 万人以上の加入者を抱える日本を代表する携帯電話事業者である NTT ドコモは、3G、4G、5G のモバイルネットワーク技術において世界をリードする企業の一つです。
「つなごう。驚きを。幸せを。」というスローガンの下、ドコモはグローバルパートナーと積極的に連携し、事業範囲をモバイルサービスから包括的なソリューションへと拡大しています。これにより、比類のない価値を提供し、技術と通信のイノベーションを推進し、最終的にはグローバルな社会のポジティブな変化と発展を支援することを目指しています。