端面検査

接続する前に検査してください

規格団体がファイバーコネクター端面の品質と汚れの合否判定基準を確立したものの、エンジニアは依然としてその実施面での課題に直面しています。端面検査プローブや端面検査スコープなどの端面検査ソリューションを含む正確なファイバーテストツールがなければ、こうした基準や仕様を守ることは難しく、時間を無駄にしてしまいます。

ファイバーのコアに混入した極小粒子によってさえ、重大な挿入損失、後方反射、および機器の損傷が引き起こされることがあります。ファイバー認証ホワイトペーパーで紹介している「INSPECT BEFORE YOU CONNECT(接続する前に検査してください)」のプロセスをよく理解して、コネクターを接続する前にファイバー端面に汚れがないことを確認してください。

品質が低下していたり汚れているファイバーは、光ファイバーネットワークの品質低下を引き起こす一番の原因となるだけでなく、機器に永久的な損傷を与えます。これに対処するため、プロアクティブな端面検査プログラムは大規模光ファイバーネットワークおよび光ファイバーケーブル敷設取り組みのサービス展開を支援し、高速で大容量のブロードバンドサービスを高い品質と信頼性とを併せて確実に提供できるようにします。VIAVI ソリューションズの端面検査製品ラインは、端面検査プローブおよび端面検査スコープ (単にファイバーマイクロスコープとも呼ばれる)を含め、光ネットワーク導入時にフィールドエンジニア、ネットワーク管理者、IT 専門家、請負業者がファイバー接続部の清浄度を判断できるように、使いやすい操作性の端面検査ツールを各種アプリケーションと併せて提供します。さらに VIAVI の端面検査およびクリーニングソリューションでは、業界トップの端面検査マイクロスコープ、端面検査プローブ、自動化されたファイバー解析ソフトウェアと、これらに必要なプログラムも提供します。

端面検査およびクリーニングは、広範囲にわたるファイバーのサービス展開および運用戦略においてクリティカルな要素です。VIAVI 端面検査ソリューションでは、ファイバー部品およびシステムのメーカー、サービスプロバイダー、企業のほか、軍事産業、航空宇宙産業の光ネットワークの必要性に対処する端面検査およびクリーニングソリューションを一式まとめて提供します。     

多くの企業団体が端面検査および光ファイバークリーニングの実施手順に関する指針を守っており、これには Fiber Optic Association、BicsiFiber Optic Association, Inc. などが挙げられます。 今日のようにファイバーが張り巡らされ、高い接続性を備える光ネットワークに見られる多数の光ファイバーコネクターの一般的な性能水準を保証する企業努力の助けとなるべく、国際電気標準 会議(IEC)が IEC 61300-3-35 を作成しました。この標準規格では、接続前にコネクター端面の品質が満たすべき合否要件を定めており、標準規格に準拠している場合には光ファイバーのライフサイクルを通じてどの段階においても、最適な製品とネットワーク性能の裏付けとなります。手作業による端面検査は不確定であるため、コネクター品質について定めた合否基準に対してプログラムされた解析ソフトウェアを使用し、端面検査の自動化を遵守することが求められます。プログラムされた解析ソフトウェアを使用する系統的でプロアクティブな検査プロセスの自動化により、手作業による端面検査につきものの不安定さを回避し、敷設部分におけるコネクター端面の品質の記録を提供します。これは 100% 繰り返し可能であり、信頼のおけるプロセスです。合わせて、こうした恩恵により端面検査の自動化は、光ファイバー製品のライフサイクルを通じて IEC 標準規格への準拠を検査して保証するほか、光ファイバーネットワークが成功を収める上で最も効果的な方法となります。

光ファイバー業界では、光ファイバーコネクター端面の擦り傷、不具合、汚れは、光ネットワークの性能に悪影響を及ぼすことが広く知られています。汚れたり損傷したりしている端面に系統的に対処しないと、こうした不具合が光ネットワークの性能を低下させ、最終的にはリンク全体が停止する可能性もあります。コネクターの一般的な性能水準を保証する取り組みにおいて、IEC は 接続前における端面検査の品質に対して合否要件を定める 61300-3-35 標準規格を確立しました。

IEC 標準規格 61300-3-35

IEC 標準規格 61300-3-35 は、挿入損失および反射損失の性能を保証するために策定され、光ファイバーコネクター端面の品質に求められる一連の世界共通要件です。この標準規格には光コネクター端面の端面検査および判定に関する合否要件が含まれており、異なる種類のコネクター(SM-PC、SM-UPC、SM-APC、MM、多芯ファイバーコネクターなど)に対しては別の基準が定められています。IEC 標準規格で使用される品質値は、部品供給業者、委託製造業者、光ネットワーク機器ベンダー、テスト機器ベンダー、サービスプロバイダーなど業界エキスパートの集合体が、擦り傷、損傷、汚れのある光コネクターで広範囲にわたって長年試験した成果です。IEC 標準規格はその結果、光ファイバーのライフサイクルを通じて製品およびネットワークの一般的な性能水準を保証し、信頼性と再現性のある品質規格となっています。IEC 標準規格の詳細については、 www.ansi.org で「61300-3-35」を検索し、著作権のある文書をお買い求めください。

IEC 標準規格は光ファイバーコネクターの一般的な性能水準の保証を目的としていますが、コネクターの接続時に常に遵守されることで効果を発揮します。標準規格に準拠する業界全体の取り組みにおいて、現時点で光ファイバーを取り扱うベストプラクティスとして、接続前にあらかじめ端面検査を体系的に実施することが推奨されています。

VIAVI ソリューションズでは、広く用いられているプロアクティブな検査モデルを利用するこの取り組みを、「Inspect Before You Connect(IBYC:接続する前に検査してください)」として促進しています。現在の調査では IBYC プロセスが品質の低下したファイバーの敷設を防ぎ、光ネットワークの性能を向上させる一方、手作業による端面検査は、これにつきものの不確定性(作業者の視力や専門知識、周囲の照明、表示状態などに依存)があるため、端面品質の一般的水準と IEC 準拠性を保証する 100% の信頼性と再現性を備えた手法とはなっていません。さらには端面の状態が記録されないため、手作業による端面検査を実施した敷設部分における品質の認証試験は実用的ではありません。

手作業検査の不安定さと限界を認識した結果、IEC は標準規格を作成する上でプログラム可能な端面検査および解析ソフトウェアである FiberChek2® を使用しました。プログラム可能なソフトウェアを使用した端面検査の自動化処理により、手作業につきものの不安定さを取り除き、敷設部分におけるコネクター端面の品質を文書化して認証できる記録を提供します。IEC 標準規格では、試験者が表面の傷(擦り傷、凹み、ごみなど)の正確な位置と大きさを認識するように求めていることから、定められた合否基準に対してプログラムされたソフトウェアを使用して端面検査および解析を自動化することのみが、IEC またはお客様が定める光ファイバー端面品質への準拠を実現する上で 100% の信頼性と再現性をもたらす方法となります。これはまた、次世代光ネットワークが約束する速度および帯域幅の性能を実現する唯一の方法でもあります。

VIAVI が開発したソリューションでは、約 20 年にわたり蓄積を続けてきたファイバーおよびファイバー機器(SM、MM、リボン、E2000、SFP/XFP、曲げ非感受性ファイバー、レンズ、各種インターフェイスなど)のデータベースから抽出して研究に基づいたパラメーターを使用し、合否判定プロセスを自動化しています。多岐にわたるこの試験方法は、部品製造業者、インテグレーター/CM、OEM、サードパーティー工事事業者、サービスプロバイダーによる広範な使用と共に部品供給業者や委託製造業者を含む業界エキスパートの集合体が活用してきたことから、VIAVI の端面検査ソリューションは今や、客観的で実績を備えた光ファイバーコネクター自動端面検査の業界標準となりました。一般要件(IEC 61300-3-35)と VIAVI の自動端面検査および解析を組み合わせることにより、サプライチェーンを通じて製品品質に際立つ効果を挙げられます。


Inspect Before You Connect(接続する前に検査してください)ビデオシリーズ(英語)

Inspect Before You Connect

14 話からなるエピソードをご覧ください:

  • 第 1 話:接続する前に検査してください(IBYC)の紹介
  • 第 2 話:プロアクティブ検査と事後対応的検査
  • 第 3 話:接続部を両側とも検査する重要性
  • 第 4 話:新しいファイバーコネクターを検査する重要性 
  • 第 5 話:テスト基準コードを検査する重要性
  • 第 6 話:クリーニングスティックとクリッカー
  • 第 7 話: 静電気と汚れ
  • 第 8 話:ファイバークリーニング溶剤の理解
  • 第 9 話:信頼性のあるクリーニングツールの重要性
  • 第 10 話:IEC-61300-3-35 標準規格の理解
  • 第 11 話: 端面検査における合否判定自動化の重要性
  • 第 12 話:端面検査結果の文書化の重要性
  • 第 13 話:今日の検査およびクリーニングへ投資する重要性
  • 第 14 話:MPO コネクターを検査およびクリーニングする重要性

Did You Know?ご存じでしたか

  • ファイバーのコアに混入した 1 つの粒子によってさえ、重大な 後方反射、 挿入損失、 および 機器の損傷の原因になることがあります。
  • ファイバーコネクター 端面 上の典型的なごみは 2〜15µm ほどの大きさであり、ファイバープローブマイクロスコープを使用して初めて見ることができます。
  • ファイバー接続の 両側 を検査することが、品質低下も不具合も回避できる唯一の方法です。
  • 光ネットワークコネクターを試験する前にコネクター、テストポート、基準コードを検査してクリーニングすることで、二次汚染を 防ぎます。

端面検査の詳細情報については、次のリソースにアクセスしてください:

Learn best practices for minimizing network downtime.

Learn more about fiber connector inspection standards

Do you Inspect Before You Connect? The free VIAVI full-size wall poster will serve as a helpful reminder.

Fiber Connectors: When a speck of dust looms as large as an iceberg


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