タイミング拡張モジュール V2(TEM V2)

MTS 5800 および OneAdvisor 800 のネットワークタイミングと同期

フィールド向けに最適化されたタイミング拡張モジュールバージョン 2(TEM V2)は、フィールドポータブルタイミングおよび同期測定に業界トップレベルの精度を提供することにより、ネットワーク事業者が正確な同期を維持するのに役立ちます。

TEM V2 Timing Module T-BERD/MTS-5800 and OneAdvisor 800
TEM V2 Timing Module

次世代無線アクセスネットワーク(RAN)の迅速でダイナミックな適応と調整には、より正確な同期が必要となります。  VIAVI TEM V2 は、ITU-T がタイミングの精度目標を厳しくしても、ネットワーク事業者が正確な同期を維持するのに役立ち、優れた顧客体験をもたらします。

フィールド向けに最適化された TEM V2 は、MTS-5800 または OneAdvisor 800 と組み合わせることで、フィールドポータブル型のタイミングと同期測定に業界トップレベルの精度を提供します。  マルチバンド GNSS アンテナ入力と極めて高精度のルビジウムベースのミニチュア原子時計(MAC)を備えており、衛星信号が存在せず、モジュールがホールドオーバー運用時でも、ナノ秒精度の測定を保証します

特長

MTS-5800/OneAdvisor 800 および TEM V2 を組み合わせることで、次のことができます。

  • マルチバンド衛星受信機を使用した時間精度測定の改善
  • このクラス C の PTP 境界クロックの安定性と精度を確認できるフィールド PTP の時間誤差測定の実施
  • 非常に安定したルビジウム発振器によるこのクラス最高のホールドオーバー時間と元の基準信号の提供
  • 非対称ネットワークの遅延を調査するための片方向遅延測定の実施
  • PTP 非対応ネットワークの事前適格性評価やトラブルシューティングのための PTP PDV の正確な測定
  • 衛星信号の強度を評価し、アンテナ障害を排除することによる GNSS アンテナ設置先の適格性評価
  • +/-5ns(1-シグマ)の 1 PPS ワンダー解析による機器の 1 PPS 出力信号精度のトラブルシューティング
  • T1 および E1 ジッターとワンダーの測定

利点

  • 優れた顧客体験:ワイヤレスネットワークの緊密な同期による通話の途切れ減少と契約者側速度の向上。
  • 利便性:コンパクト設計の TEM V2 は、MTS5800 または OneAdvisor 800 の拡張機能であり、同期のための 2 つ目のテストセットの携行が不要になります。
  • 正確さ:衛星信号の受信状態が不良でホールドオーバー運用時でも長時間のナノ秒精度を維持。

主な特徴

  • イーサネットと IP の片方向遅延ネットワークレイテンシーを検査
  • フィールドでもラボに近い精度で周波数、位相、時刻同期を確認
  • GNSS アンテナの設置や障害を証明
  • GPS、GLONASS、BeiDou、SBAS、QZSS を含む、複数 GNSS コンスタレーションをサポート
  • マルチバンド GNSS 受信機
  • 複数の 1PPS および 10 MHz 入力とディシプリン出力に対応
  • ナノ秒精度の PDV と時刻測定をはじめとする 1588v2(PTP)測定を実施
  • PTP グランドマスター (PRTC) エミュレーション
  • ナノ秒精度の片方向遅延 1/10 GE 測定
  • +/-5ns(1- シグマ)までの GNSS 1PPS パルス精度
  • 1PPS および時刻入力の G.703 仕様に準拠した RF-48
  • BITS/SETS クロック入力

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